起業を考えているあなた。このようなお悩みはありませんか?
起業で成功したいけど、何が必要なのか分からない…
起業にお金が必要なのは分かるけど、何にどれくらいかかるのか分からない…
起業の準備がしたいけど、何を用意すればいいか分からない…
起業するために資格やスキルの勉強がしたいけど、何を勉強すればいいか分からない…
起業して成功した人が身近にいないけど、成功例を知りたい…
起業したいという願望を持っているのですから、あなたは自己実現に相当高い意識を持っている方でしょう。
そんなあなたへ、起業して成功するために、何が必要なのか?
まとめて解説していきます。一緒に勉強して、起業に近づきましょう!
起業に必要なこと
まず起業に必要なことを見ていきます。
起業するための根本となる部分になります。
現在の自分と比べ、何が足りていて、何が足りていないか。
自分に問いかけてみてください。
自分の強みを活かすアイディア
起業するにはアイディアが必要です。
ベンチャービジネスで起業しなくても、アイディア次第で他と差別化を図ることができれば有利にビジネスを進められます。
あなたの実績、できること、好きなこと、得意なこと。
身につけている技術、広い知識、他にはないスキル。
あなたが体験してきたことや経験から、深く、深く掘り下げてみてください。
きっとあなたの一番の強みが見えてきます。
その強みに付随していることが、あなたが情熱をもって取り組めることの可能性が高いです。
そもそも、自分が情熱を持って取り組むことができなければ続けられません。
自分の強みをアイディアに変えて起業に活かしましょう。
社会のニーズや課題に向き合う
社会のニーズや課題と向き合うことが必要になります。
なぜなら悩みに困っている人を助けることが、ビジネスチャンスになるからです。
社会の課題を探し、解決すべき課題を選びます。
その課題を分解し、自分の持ち合わせたスキルでできる解決方法と、外部から持ってくる解決方法を組み合わせましょう。
その課題を解決することで、どうなりたいのか?
あなたや、課題を抱えている人、第三者の望みを比較することでビジネスの形が見えてきます。
困り事こそビジネスのヒントです。
中・長期的な計画を立てる
起業するには、中期的、長期的な計画を立てる必要があります。
業界で○○%のシェアを取るのが長期的な目的であれば、そのための市場分析、ブランディング、ポジショニングといったものが中期的な目的となります。
まずは試して、失敗したら改善して…を繰り返し、ブラッシュアップしていきましょう。
何事でもそうですが、無計画に行き当たりばったりでは上手くいきませんよね。
ビジネスにおいても、PDCAを廻して計画を立てることが大事です。
日ごろから学びを大切にする
起業家としての意識が高い人は、日ごろからの学びを大切にします。
ニュースや出来事、誰かの失敗談や経験談。人の立ち振る舞いや、たわいない世間話など。
起業家としての目線があれば、いたるところからヒントを拾い、ビジネスに活かせるのです。
日ごろからの学びを大切にすることで、すべての人が先生になります。
起業に必要なお金
起業するにはお金が必要になります。
どういった起業方法かによって金額は変わりますが、だいたいどれくらいかかるのかを見ていきましょう。
開業資金
株式会社を設立するための資本金は、現在1円からできます。
会社の信用度や資金調達のしやすさを考慮して、300〜500万円程度を目安にしましょう。
その他の費用は以下のようになります。
会社設立の手続きを専門家に依頼する場合は、追加の費用が発生します。一般的には司法書士に依頼すると5〜20万円程度が相場です。資本金のほかにこのような費用が必要になることを覚えておきましょう。
運転資金
会社設立後も事業を運転していく資金が必要になります。
一般的に、運営費用、広告・マーケティング費、人件費、設備投資、通信費、専門家への報酬などが必要です。
事業の種類や規模によって異なります。
あなたの起こしたいビジネスに当てはめて試算してください。
当面の生活費
当面の生活費は確保した状態で起業しましょう。
どのマーケットでどのくらい収益を上げるのか計画を立てることが重要ですが、起業してすぐに利益がでるとはかぎりません。現在会社員として勤めているのなら、半年〜1年分の生活費も用意しておいた方が安心です。
9つの起業に必要なものリスト
それでは物資的に必要なものを見ていきましょう。
そのような事業を起こすかによって当然違いますが、大まかに9つ上げさせていただきます。
機材
事業を立ち上げる前に、必要な機材を用意しましょう。
ホームページ制作会社なら、パソコンとインターネットネット設備。
建設会社なら重機設備など。
どんなに腕がいい大工さんでも、道具がなければ家は作れません。必要な商売道具を用意しましょう。
住所
会社の本店所在地を登録するための住所を定めなければなりません。個人事業主や株式会社、合同会社にかかわらず、自宅を本店所在地として登録することは可能です。
費用や手続きの労力を考えると、レンタルオフィスも有効です。
会計ツール
会計ツールは、会社の経理状況を管理できるツールです。
自社で経理を完結させたい方は、会計ツールを導入しておきましょう。
一人起業やスモールビジネスにも有効です。
しかしある程度事業が大きくなると、経理が複雑になるため、会計士や税理士といった専門家に相談することをお勧めします。
銀行口座
お金の出入りを管理する会社の銀行口座を作ります。
個人事業主の場合は、個人の口座でもいいですが、プライベートと一緒にしてしまうと、お金の出入りが分かりづらくなってしまう可能性があります。
事業用と個人用とを分けて作った方がいいです。
ホームページ
現代において、事業内容をアピールできるホームページは必須です。
自社の強みをアピールできるホームページがあれば、スタートアップのベンチャー企業でも、大手と戦えます。
ホームページからのお問い合わせや、そのまま受注にも繋がります。
あなたの代わりになって、24時間、365日宣伝し続けてくれるホームページを作りましょう。
個人事業主開業届
個人事業主開業届とは、個人税務署へ提出する書類のことです。
個人でビジネスを行う際における開業届提出は必須ではありませんが、
「個人事業主」として登録することで、かかったお金を経費として申告できる、青色申告による確定申告などが可能になります。
印鑑
法人として起業する場合は、法人実印を作成します。
契約書などに使用する印鑑で、法的効力があります。
印鑑証明
株式会社や合同会社などで起業する際は、公証役場と法務局に発起人と取締役全員の印鑑証明書を提出する必要があります。
契約書の効力を発揮するために印鑑を証明する登録をしましょう。
定款
定款とは、企業の基本的な規則や運営方法を記述した文書です。公証役場に提出します。
定款に含まれる項目は、会社の目的や資本金の額、役員の任期などです。
起業に役立つ資格
起業に必ず必要となる資格はありませんが、役に立つ資格を紹介します。
資格を持つメリットは、社会的信用が得られることと、お金と従業員の管理に役立つことが挙げられます。
自身で資格を持たなくても、資格を持った専門家を雇用することで、その役割を与え、業務を遂行することもできます。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートするものです。
会社経営では、資金繰りや税金、保険等金銭に関わる業務がでてきます。
ファイナンシャルプランナーは、これらの金銭的な面を全般的にフォローできます。
日商簿記検定
日商簿記検定は経理関連書類の処理や、青色申告書類の作成ができるようになり、 経理業務を理解し、資金繰りを把握することにつながります。
税理士
確定申告をはじめとする、税務署などへの申告や申請などを納税者に代わって行います。 確定申告書などの税務書類を、専門家としての知識と判断に基づいて作成します。
不正や不備がないかを経営者自らチェックし正すこともでき、専門家へ業務を委託することなく自社で業務を完結させることも可能です。
行政書士
行政書士は事業届や開業届、飲食店営業許可申請など、幅広い分野における官公庁への申請代理ができる書類作成のプロです。
起業前に取得しておけば開業にかかる諸手続きも外部に委託することなく、自分だけで完結させられます。
社会保険労務士
社労士は人材に関する専門家であり、労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資することを目的として、業務を行います。
人事のコンサルティングや、従業員の質問、疑問に対して速やかに対応できる資格です。
起業に役立つスキル
起業する上で必要なのは、事業に必要な専門スキルだけではありません。
組織のトップに立つ社長は、様々なスキルを身につけることで求心力を発揮し、組織を牽引していけます。
ここからは、起業に必要なスキルを挙げていきます。
コミュニケーションスキル=営業力
対人的なコミュニケーションスキルが必要です。
顧客への営業、仕入先との交渉、従業員との対話など、いくらAIやDX化が進んでも、最後は人対人の関係です。
自分の考えを言語化して伝えたいことを伝えることができると、商品サービスがよく売れるようになります。
伝える力が付くと、営業力が上がります。すると顧客とメンバーとのコミュニケーションが円滑になり、ビジネスが進めやすくなります。
またプレゼンする時にも、上手くできるようになりますね。
起業するためには、相手の心を読み、伝えたいことを言語化して伝えられるコミュニケーションスキルは必須です。
※詳しい営業の記事はこちら
マネジメントスキル
組織統率には、マネジメントスキルが重要です。
トップの意思を伝達し、それを実行するマネジメント能力が不可欠だからです。
現場の声を聞き、従業員の特性を理解し、それぞれの個性を活かした業務を割り当て、適材適所に配置します。
そして管理することができれば、求心力が付き、従業員が付いてきます。
マーケティングスキル
ビジネスをする上で、マーケティングを学ぶことは必須です。
マーケティングはセールスをしなくても売れる仕組みを作ることです。
仕組みを作る上で、市場と競合、自社のビジネスがどういう立ち位置であればいいかを把握するために分析します。
なぜなら、市場を分析することで、有利なポジショニングで参入し、ビジネスを進められるからです。
この分野は競合が多いのか、競合が少ないのか、その市場に対しどういったポジションをとれば有利なのか。
市場を分析し、自分のビジネスのポテンシャルや、方向性を決めましょう。
マーケティングは経営そのものでもあります。
※詳しいマーケティングの記事はこちら
情報収集スキル
様々な情報網を駆使し、情報を収集する必要があります。
競合他社の現状。商品サービスを使った顧客の声。政治、経済、技術、社会情勢。
情報をかき集め、意思決定の材料にします。
数値管理、問題解決スキル
問題を解決するには、数値化されたデータを元に対応をしていきます。
売上が下がっている原因。利益が落ちている原因。すべての数値を管理して、原因を追求し、問題解決の糸口にします。
自己管理とマインドセットスキル
起業するには自己管理が大切です。
社長とは孤独です。怒ったり、諭してくれる人がいません。
よって自分で自分を律し、前を向いて進まなければいけないのです。
自己実現のために、自己管理を大切にしましょう。
起業したさまざまな成功例
近年では、ベンチャー企業のような、少ない資金でもアイディア一つで始められる、新ビジネスが多く生まれています。
その要因として、インターネットの出現から、スマートフォンの発展によって、産業革命以来となるイノベーションが起きてることが考えられます。
誰しもが発信者になれることにより、大きな設備や資金を伴わずとも、起業できる時代となったのです。
では実際の起業した成功例を見ていきましょう。
1円起業の成功例
現在の日本では、資本金が1円あれば会社を設立できます。
これが「1円起業」です。以前は、株式会社は最低1,000万円・有限会社は最低300万円の資本金が必要と会社法で定められていました。
しかし2006年5月の法改正により、資本金制度が撤廃され資本金が1円でも会社を設立できるようになっています。
例として、株式会社ウェビナーがあります。
取引先企業、地域企業の本業支援をサポートし、企業の成長支援・課題解決を実現するクラウドサービスです。
起業メンバーは小学校時代の親友4人で、起業時点の資本金はわずか5万円でした。
現在は資本金6,100万円(資本準備金含む)にまで成長しております。
小さく始めてもアイデア次第で成功できると学べる事例です。
女性の起業成功例
女性ならではの視点から起業して成功しているビジネスがあります。
最適な栄養バランスの食事をサブスクリプションサービスで提供する、株式会社Muscle Deliの西川真梨子さんは、ボディメイクをする際の自身の体験から「こんなサービスがあったらいいのに」を形にして起業した方です。
食事改善やダイエットは続けることが大事だからこそ、定期的に届くサブスクリプションサービスでの販売をスタート。
ユーザーからは「すごく便利で助かる」「栄養バランスが整っているだけでなく時短にもなる」という反響が寄せられています。
女性としての感性を活かしたビジネスの事例ですね。
大学生の起業成功例
先入観に囚われず、若い感性を活かした方もいます。
株式会社リブセンスは、村山太一氏が早稲田大学1年生だった2006年に設立されました。リブセンスは求人情報サイト「ジョブサイト」を運営しております。
創業当時は「求人に応募があった場合に料金が発生する」成功報酬型から、「採用した場合」に料金が発生する条件に変更したところ、2008年には年商3億円を突破するまでに成長、さらに2011年には年商10億円を超え、東証マザーズへの上場を果たしています。
若い感性だからこそ、常識を打ち破り、新しい形を作り出した事例ですね。
主婦起業成功例
リリーアンドデイジー株式会社の麻生満美子さんは、子育て中にお金をかけずに自力で起業した方です。
得意なパソコンスキルと自身の育児経験を活かして、海外子供服専門のネットショップを始めました。
地道にビジネスを続け、お客様への真摯な対応などが口コミを呼んで、徐々に売上が拡大し、開業して約5年後に法人化しました。
主婦という立場から困り事を解決する方法に気付き、ビジネスを始めた事例です。
中学生 起業 成功 例
想空さんは15歳になったと同時に法人設立した女子中学生。
株式会社SOSという会社を立ち上げました。
子どもに必要なものを無償で提供してくれた商品に、企業のロゴやURLを入れて、広告収入を得るというサービスを展開しています。
駅前でよく見られるティッシュ配りの光景を見て、
「もっと必要なものを配れば、広告に触れられる時間が増えるのではないか」
という発想から生まれました。
中学生という視点と、常識に囚われない柔軟な考えから生まれたビジネス事例です。
起業で失敗する人の共通点
起業して成功する人と対局して、失敗してしまう人もいます。
失敗する人の共通点も知っておくと、起業へのリスクヘッジができます。
資金計画が立てられない
資本金、運営資金、当面の生活費といった資金の計画が立てられないと、失敗する可能性が高いです。
起業したいビジネスにかかる費用から逆算し、必要となる資金の計画を立てましょう。
融資(日本政策金融公庫、信用保証協会、金融機関)、補助金・助成金、出資、クラウドファンディング、ビジネスコンテスト、自己貯金などの調達方法があります。
さまざまな方法で資金調達を考えましょう。
頑固で柔軟性がない
過去の実績や、やり方に囚われて、頑固になってしまうのはよくありません。
会社員時代に上手くいったのは、企業の看板であったり、周りのサポートがあってのことであったりします。
変わった環境に柔軟に対応する、柔らかい頭が必要です。
柔軟な頭であるからこそ、新しい考え、新しいアイディアが生み出せます。
マーケティング視点がたりない
前述したように、マーケティングは経営です。
どんなに良い商品やサービスでも、市場に知られていなかったら、それは無いのと同じことです。
マーケティングを理解し、自社の商品やサービスに独自の価値を生み出し、どういった方法で訴求していくか。
マーケティング戦略を駆使し、市場に打ち出しましょう。
まとめ
何らかのビジネスで起業を考えているあなたへこの記事を書きました。
起業して成功するには、何が必要なのか?
お金はどれくらい必要なのか?
起業の準備には何を用意すればいいのか?
起業するためにはどんな資格やスキルの勉強をすればいいのか?
起業して成功した人にはどんな例があるのか?
多角的な視点と、柔軟な頭で起業に望んでください。
コメント