営業のつかみトークで使える「さしすせそ」「たちつてとなかにはいれ」とは?

営業心理術
この記事を書いた人
セールスマン&マーケター&ライター
おかだゆうしん

人とものを結びつける【ソリューションマッチメーカー】
「アパレル資材、産業資材から、食品、生活日用品まで」を幅広く扱う、現役の卸商社営業マンです!
「マーケティング」と「ライティング」で「ベネフィット」を伝え、必要な人に必要なものを橋渡しします。営業歴22年以上の現場で「セールス」のスキルを叩き上げてきました。
ユーザーとアイテムをマッチングさせ、その人の課題を解決するのが喜びです!

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「営業に行って何を話せばいいかわからない…」

「つかみのトークを上手くできる方法を知りたい…」

新人の営業マン、口下手な営業マンはこういった悩みを抱えているのではないでしょうか。

営業に行って何を話そうかわからなくなり、ネタに困って不安になりますよね。

そこで簡単につかみの会話ができる方法

「さしすせそ」

たちつてとなかにはいれ」

をご紹介します。

営業でお客様の心をキャッチできる会話ができれば、商談も上手くいきます。

誰にでも当たり前にできることですので、是非試してみてください。

「さしすせそ」
・「さ」さすがですね
・「し」知りませんでした
・「す」すごいですね/素晴らしいですね/素敵ですね
・「せ」センスがありますね
・「そ」そうなんですね/その通りですね
「たちつてとなかにはいれ」
・「た」食べ物
・「ち」地域
・「つ」通勤・通学
・「て」天気
・「と」富(景気)
・「な」名前
・「か」体
・「に」ニュース
・「は」はやり
・「い」異性
・「れ」レジャー

 

営業トークのつかみ

営業トークのつかみでお客様に気にいってもらえれば、商談に必要な情報を引き出せて、信頼関係の構築に繋がります。

営業の種類は多様化しても、お客様とのコミュニケーションという根本は変わりません。

なぜなら営業は人対人の会話を通じた信頼関係で成り立つものだからです。

飛び込み営業、ルート営業、近年ではオンライン営業、メディアを使った集客などがあります。種類の多様化、ツールの変化があっても、人との会話でお客様の心を「つかむ」ことが営業の根幹になります。

 

相手を勝たせるトーク

営業マンは相手を勝たせるトークをすると、お客様の心をつかめます。

誰だって上から目線で話されると嫌な気分になりますよね…

営業も同じです。

あなたも経験があるはずです。

ことあるごとにマウントを取ってくるママ友。

自分の出世を同窓会で自慢してくる同級生。

同様に営業マンが上から目線な言動をとったら、お客様は不快になります。

心をつかむどころか、「閉店ガラガラ」ばりに、心のシャッターを「ピシャ」

とシャットアウトされるでしょうw

お客様が優位になることを意識して、トークを展開した方が心を開いてくれます。

ここで気を付けて欲しいのが1歩引いて負けてあげるのではなく、

相手を前に出して勝たせることです。

例えばお客様との会話が盛り上がって、時間が少なくなってしまった時に…

「すいません、自分の話ばかりして時間がなくなってしまいました!」

と言うと自分が一歩引いていますね。

そうではなく、

「○○さんとお話してると、とても楽しくて時間が早く過ぎてしまいました!」

こういう言い方をすると相手を前に出して立ててます。

相手を勝たせることを意識してつかみのトークをしましょう。

 

営業トーク 「さしすせそ」

 

・「さ」さすがですね

・「し」知りませんでした

・「す」すごいですね/素晴らしいですね/素敵ですね

・「せ」センスがありますね

・「そ」そうなんですね/その通りですね

 

以上の頭文字からとった物が「さしすせそ」です。

このワードを会話に盛り込んで話すと、相手を立てるのに役立ちます。

 

例-営業商談

客 「うちは他ではやれないようなこういうシステムを導入してるんだよ。うち以外でここまでやってるところはないだろうな

 

営業マン 「そうなんですね!御社以外でできないやり方だったなんて知りませんでした。いや~素晴らしいですね!」

 

例-営業雑談

客 「この間話題の○○のお店に家族で行ってきたよ」

営業マン 「あの○○に行ったんですか?ご家族で○○に行かれるなんて素敵ですね!○○を選ぶあたりがセンスがありますね!」

 

このように商談や雑談でも使えます。

ポイントは相手が認めて欲しい所、褒めて欲しい所に焦点を当てて使ってみてください。

お客様は心を許し、会話がスムーズに進み、必要な情報をオープンにしてくれるでしょう。

ただしやり過ぎは禁物です!過度にやりすぎると、

(こいつよいしょしてるな…)と悟られてしまいます。

そうなると心をつかむどころか、悪い印象を持たれてしまいますよね。

飽くまで相手を勝たせるための手段として、適度な使い方をしましょう。

 

営業トーク 「たちつてとなかにはいれ」

 

以下の頭文字からとった物が「たちつてとなかにはいれ」です。

 

・「た」食べ物

最近話題のレストラン。ランチで食べたお店のメニューなどは世間話の定番ですね。

・「ち」地域

出身地や興味がある地域の話題など。特産品や旅行の話題などにも繋げられます。

・「つ」通勤・通学

通勤手段は地域の話題など共通点にも繋がる場合があります。通勤途中のお店や建物の話題にも繋げられますね。

・「て」天気

これも世間話の鉄板です。今日の天気や昨日の天気。天気による過ごし方など話題が広がります。

・「と」富(景気)

仕事の調子や業績。業界の状況など、一番ビジネスに近い話題ですね。「また物の値段が上がった」などネガティブになりがちですが、なるべくポジティブに変換して話しましょう。

・「な」名前

営業マンの名前を覚えてもらう。お客様の名前を覚えるのは当然です。ちょっと珍しい苗字だったり、読み方が難しかったりすると、それをきっかけに話題を広げられますね。

・「か」体

健康や美容など、身体的な話題への関心は誰でも高いです。引き締まった体の人なら「ジムにでも行ってるんですか?」など相手の話題に振りやすいですね。

・「に」ニュース

昨日のニュースや今朝のニュースなど時事ネタをチェックしておきましょう。経済や政治以外でも、芸能やスポーツなど趣味に繋がりやすい話題もあります。

・「は」はやり

音楽、ファッション、食べ物など、最近の流行りのネタに使えます。近い年代なら青春時代や子どものころに流行ったことなど共通の話題になりますね。

・「い」異性

いきなり「好きなタイプはどんな人ですか?」と聞くのは失礼ですが、ある程度仲が良くなったら好きなタレントの話など、話題としてはありなのではないでしょうか。デリケートな部分でもありますので、深入りしすぎないように気を付けましょう。

・「れ」レジャー

休日の過ごし方や、連休にどこに行かれるのかなど、相手の興味関心が高い話題に繋げられます。

 

これらを基に話を振ってしゃべってくれる人ならいいのですが、口下手な人の場合、単発な質問だと会話が続かなかったりします。

営業マン 「今日は天気がいいですね~」

客 「そうですね…」

営業マン(あれ、おわっちゃった…)

 

そうならないように、組み合わせて使ってみてください。

営業マン 「今日は天気がいいですね~」

客 「そうですね…」

営業マン 「天気がいいお休みの日はどちらか行かれるんですか?」

客 「…え~っと…ゴルフに行ったりしますね」

営業マン 「ゴルフやられるんですか!素敵な趣味ですね。実は最近私もゴルフ初めて…」

 

というように会話が広げられます。

相手が話たいことに話題を振って話しやすい会話を展開しましょう。

 

まとめ

 

「お客様の心をつかむトークが知りたい」

よく「キャッチーな音楽」と言いますが、「キャッチー=掴む」文字通り心をつかむ。すなわち万人受けする音楽ということですね。

営業もいろんなお客様の心をつかんで受け入れてもらえるトークを目指す。そういった営業マンへ向けた記事です。

これでもうつかみはOK!

 

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